お知らせ
2024
10 / 08
09:39
屋根材の色と屋内の温度について
今年の夏も厳しい暑さに苦しめられました。10月に入った今も30℃に近い日が続きます。
我々屋根工事に携わる者は、屋根材の色による体感温度の違いを実感してまいりました。真夏には、黒色やこげ茶などの濃い色の屋根材には素手で触ることはできず、履き物を履いていても足の裏が痛いほど熱くなります。逆に銀色や白色の様に光を反射する明るい色のものはそのようにはなりません。
そこで屋根材の色と屋内の温度の関係について調べて見ました。
屋根材の色 | 表面温度 | 屋根裏の温度 |
黒 色 | 65~70℃ | 55~60℃ |
白 色 | 45~55℃ | 45~50℃ |
銀 色 | 40~50℃ | 40~45℃ |
(天気=晴天 、気温=35℃)
このようなデータが有ります。このように屋根材の色が屋内の温度にも大きく影響することが分かります。
最近の夏季においては冷房の使用が必須ですが、上の表に示されるような屋内温度の差は消費電力の違いに直結します。
屋根材の色の選択や屋根塗装の色を決める際の参考にして頂ければ幸いです。
なお、上の画像は、表面温度を実際に測定した時のものです。
時期は9月25日、気温25℃、晴天の下での測定で、気温が低い分、数値も低くなっていますが、同じような傾向を示していると言えます。
黒色-68.9℃ ・ 白色ー44.9℃ ・ 銀色ー43.4℃ でした。