お知らせ
瓦の防災工法について
瓦のガイドライン工法について
地震や台風などによる災害が起こるたび、テレビなどのニュースで瓦屋根の被害の様子が取り上げられ、皆さまもご覧になっていると思います。
そこで、瓦屋根の防災工法である「ガイドライン工法」についてお話いたします。
この工法は、阪神・淡路大震災の後に、災害に強い工法として、科学者の力をお借りし「全日本瓦工事業連盟」によって、まとめられました。
実際この工法により施工された瓦屋根については、その後の中越地震をはじめとして、東北の震災、熊本地震、あるいは関東を中心に猛威を振るった台風15号・19号でも、ほとんど被害を生じていません。
この度、この「ガイドライン工法」の有効性が国より認められ、義務化が決定されました。この工法の最大の肝は「瓦の全数止め付け」ですが、当地においては昔から銅線による全数止め付けがなされており、老朽化により銅線が切れたりしていない限り、地震・台風でも大きな被害は生じていません。
それでも、瓦屋根のお宅にお住まいで、心配な方はお声がけください。より詳しくお話させていただきます。
悪徳業者について
今回は瓦屋根の建物にお住まいの方々に向けて書いております。
我が県、特に下越地域におきましては、屋根について詐欺まがいの被害が広まっております。
手口としましては、「近くに仕事に来ましたが、お宅の屋根にはおかしいところがあるようなので、よく見てあげます。」、「点検は無料です。」などと言って屋根に上がろうとします。屋根に上らせたら最後、小さな不具合を探し出し、時には不具合をわざと作り出して写真を撮り、「だいぶ傷んでいます。今すぐに直さないと大変なことになります。」と不安をあおり、本来であれば必要のない工事について法外な見積りを出し「今だけの特価ですから!」などと言って大幅な値引きをすることで契約を急がせたりします。
そのような得体の知れないよそ者の業者の口車に乗ってすぐに契約などしないでください。どうしようかと迷っても、「とにかく、5日後に来い!」と頑張って一度引き下がらせます。(5日あれば落ち着いて対策が取れます。)
その上で、私どもをはじめとする、組合に加盟している地元の専門業者にご相談下さい。すぐに駆けつけます。
もしも、すぐに連絡がつかなかったら、新潟県瓦工事業協同組合 TEL0250-68-112(かわらティエ内)に連絡してみてください。丁寧に相談に乗ってくれます。
なお、詳細については「国民消費者センター」が注意喚起のページを設けております。上のQRコードよりご確認ください。